犬種と健康 更新

柴犬の毛色は何種類?赤・黒・胡麻・白と、団体ごとの数え方の違い

公開 /更新 /2026 年 10 月時点の情報書いた人・確かめた人:うちのこ家系図 編集部

うちの子の家系図を撮ってはじめる
イラスト:庭の玄関前の段に腰かけた飼い主を見上げる、明るい毛色と濃い毛色の柴犬2頭
目次
  1. 1柴犬の毛色は何種類?団体ごとの数え方の表
  2. 2赤・黒・胡麻のちがい|黒柴は「黒褐色」「黒毛」と書かれる
  3. 3裏白とは?どの毛色にも決まっている白い場所
  4. 4白柴について|団体の書き方
  5. 5毛色は血統書のどこに書かれる?親と祖父母の毛色をたどる
  6. 6よくある質問
  7. 7親や祖父母の毛色は血統書に書いてある。家系図にして並べてみよう

日本犬保存会の頁では、柴犬の主な毛色は赤毛・黒毛・胡麻毛の三種類で、白毛も少数と書かれていて、団体ごとに数え方が違います。

日本犬保存会・JKC・FCI の3団体の頁を開いて、毛色の書き方を並べました。黒い柴犬(黒柴)の書き方、裏白の場所、血統書の毛色の欄も整理しています。

柴犬の毛色は何種類?団体ごとの数え方の表

日本犬保存会は、柴犬の主な毛色を「赤毛、黒毛、胡麻毛の三種類」と書いています。このほかに、白毛の柴犬も「少数存在しています」とあります(日本犬保存会)。

JKC の犬種標準は、毛色を赤、黒褐色、胡麻、黒胡麻、赤胡麻の5つで書き、どれも「裏白」であることを決めています(JKC)。

JKC の柴の標準は、FCI のスタンダード No.257 です。JKC と FCI は、別々に決めた2つの標準ではありません(JKC)。

柴犬の毛色の書き方を、3つの団体で比べた表

団体毛色の書き方白の扱い裏白の書き方
日本犬保存会「主な毛色は、赤毛、黒毛、胡麻毛の三種類です。」「この他、白毛の柴犬も少数存在しています。」「胸もとや腹、足の裏側部分と足先、尾の裏側などは、裏白という白毛」
JKC(FCI No.257 の標準)「赤、黒褐色、胡麻、黒胡麻、赤胡麻。」毛色の欄に白は書かれていない「上記毛色は全て「裏白」でなければならない。」(場所は書かれていない)
FCI(No.257)Red, black and tan, sesame, black sesame, red sesame(英語の原文のまま)毛色の欄に白は書かれていない全部の毛色に Urajiro(裏白)が必要。マズルの両側・頬・あごの下と首の下・胸と腹・尾の裏・脚の内側

注:日本犬保存会・ジャパンケネルクラブ・FCI の公開ページ(確認日 2026-10-25)から うちのこ家系図 編集部作成。JKC の柴の標準は FCI の No.257 です。

出典:日本犬保存会「柴犬」、JKC「犬種紹介 柴」、FCI-Standard N° 257

日本犬保存会の「柴犬」の頁には、柴犬は赤毛が多く「80%位」とあります。何頭を数えた割合かは、頁に書かれていません。

参考:日本犬保存会「柴犬」、JKC「犬種紹介 柴」、FCI-Standard N° 257

赤・黒・胡麻のちがい|黒柴は「黒褐色」「黒毛」と書かれる

赤は、日本犬の世界では茶の毛色のことです。日本犬保存会は、茶の毛色を「赤毛」というと書いています(日本犬保存会)。

黒い柴犬は、ふだんは「黒柴」と呼ばれます。ただ、確かめた3団体の頁に「黒柴」の語はありませんでした。

団体の頁では、次のように書かれています。

黒い柴犬の、団体の頁での書き方

団体黒い柴犬の書き方
日本犬保存会黒毛
JKC黒褐色
FCIblack and tan(英語の原文のまま)

注:日本犬保存会・JKC・FCI の公開ページ(確認日 2026-10-25)から うちのこ家系図 編集部作成。

日本犬保存会は、黒毛には「目の上部に白っぽい四つ目という斑点」があると書いています(日本犬保存会)。

JKC の標準と FCI の標準は、毛色の並びが同じです。2番目が、JKC では「黒褐色」、FCI の英語では black and tan です(JKC、FCI)。

胡麻は、団体によって書き方が違います。

日本犬保存会は、胡麻毛を「赤毛に黒毛が混ざったもの」と書いています(日本犬保存会)。

FCI の標準は、胡麻を黒・赤・白の毛がよく混ざった色、黒胡麻を白より黒の毛が多い色、赤胡麻を赤い地色に黒い毛が混ざった色と説明しています(FCI)。

参考:日本犬保存会「柴犬」、JKC「犬種紹介 柴」、FCI-Standard N° 257

裏白とは?どの毛色にも決まっている白い場所

JKC の犬種標準は、どの毛色も「裏白」であることを決めています(JKC)。裏白は、どの毛色の柴犬にもある白い裏地のようなものです。

FCI の犬種標準は、裏白を、マズルの両側と頬、あごの下と首の下、胸と腹、尾の裏、脚の内側の白っぽい毛と書いています(FCI)。

柴犬の横向きのシルエットに、裏白の場所を番号つきの線で指した模式図。マズルの両側、頬、あごの下と首の下、胸と腹、尾の裏、脚の内側の6か所
柴犬の裏白の場所(FCI の犬種標準の書き方)出典:FCI Standard No.257 Shiba をもとに編集部作成

日本犬保存会は、胸もとや腹、足の裏側部分と足先、尾の裏側などが「裏白という白毛」だと書いています(日本犬保存会)。

裏白の場所の書き方は、団体で少し違います。図は、FCI の書き方だけで描きました。JKC の頁には、裏白の場所の説明は見つかりませんでした。

毛色とは別に、FCI の標準は柴犬の被毛を、上毛は硬く直毛、下毛は柔らかく密生と書いています(FCI)。

参考:JKC「犬種紹介 柴」、FCI-Standard N° 257、日本犬保存会「柴犬」

白柴について|団体の書き方

白毛の柴犬について、日本犬保存会の「柴犬」の頁は「少数存在しています」と書いています(日本犬保存会)。

日本犬保存会の「日本犬標準の解説」は、日本犬の毛色を胡麻・赤・黒・虎・白の五つとし、柴犬の理想の毛色を赤・胡麻・黒としています(日本犬保存会)。

JKC の犬種標準と FCI の標準は、毛色の欄に白を書いていません。書かれていない、ということです。白を認めないという文は、この3団体の頁で確かめた範囲にはありませんでした。

毛色と健康の関係は、犬全般の話として、犬の毛色と健康の関係|マール・ダップル・希釈カラーで扱っています。

参考:日本犬保存会「柴犬」、日本犬保存会「日本犬標準の解説」

毛色は血統書のどこに書かれる?親と祖父母の毛色をたどる

JKC の血統証明書には、犬種名・登録番号・性別・生年月日とならんで、毛色が載ります(JKC)。見本つきの読み方は、JKC血統書の見方は?登録番号・3代祖14頭・毛色の読み方にあります。

日本犬保存会の「よくある質問」には、毛色や尾型を間違えて申請したとき、または後から変わったときの訂正の手続きが載っています(日本犬保存会)。どんな場合に毛色が変わるのかは、頁に書かれていません。日本犬保存会の血統書は、日本犬保存会の血統書|JKCとの違い・見方・手続きにまとめています。

柴犬の毛色の遺伝について、見つかった研究は1本です。ロシアの研究者が柴犬57頭を調べた研究では、赤胡麻の毛色が、ASIP という毛色にかかわる遺伝子の近くの組み合わせで説明できたと報告されています(Belyakin 2022)。赤胡麻についての研究で、柴犬の毛色ぜんぶの仕組みではありません。

調べた57頭は、飼い主が遺伝子検査のために検査会社の研究所へ送った検体です。著者の1人は、その会社(ロシア・ノボシビルスク)に勤めていると書かれています(Belyakin 2022)。

犬全般の毛色の遺伝は、犬の毛色はどう決まる?遺伝のしくみをやさしく図解で書いています。

参考:JKC「血統証明書について」、日本犬保存会「よくある質問」、Belyakin ほか 2022

よくある質問

Q. 柴犬の毛色は何種類ですか?

日本犬保存会は主な毛色を赤毛・黒毛・胡麻毛の三種類と書き、JKC の犬種標準は赤・黒褐色・胡麻・黒胡麻・赤胡麻の5つで書いています(日本犬保存会・JKC)。

Q. 黒の柴犬は、団体の頁で何と書かれますか?

JKC の犬種標準では「黒褐色」、日本犬保存会の頁では「黒毛」と書かれています。「黒柴」の語は、確かめた頁にはありません(JKC・日本犬保存会)。

Q. 白柴は犬種標準に入っていますか?

JKC と FCI の毛色の欄に白は書かれていません。日本犬保存会は、白毛の柴犬も「少数存在しています」と書いています(JKC・FCI・日本犬保存会)。

Q. 裏白とは何ですか?

FCI の犬種標準は、マズルの両側・頬・あごの下と首の下・胸と腹・尾の裏・脚の内側の白っぽい毛と書いています(FCI)。

親や祖父母の毛色は血統書に書いてある。家系図にして並べてみよう

親や祖父母の毛色を、血統書に書かれたとおりに書き出して並べると、うちの子の家系の毛色が見比べられます。団体によって毛色の書き方が違うので、血統書の書き方のまま残しておきます。

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出典・参考

この記事について

内容確認日: 2026-10-25。一般的な参考情報で、獣医療行為の代わりではありません。

この記事を書いた人

うちのこ家系図 編集部

編集部の運営者は、実家がブリーダー(犬猫の繁殖)で、出産などの手伝いもしていました。元ペットショップ店長で、2026年9月時点で犬を3頭飼っています。

  • 血統書・犬猫の健康・暮らしの手続きを、公的機関や登録団体の資料にあたって書いています。
  • 記事の下書きと図の作成には AI を使っています。サイトの方針と出典の基準は運営者が決めています。照合は AI が行い、その結果を運営者が報告で確認しています。公開してよいかは、運営者が決めて承認した基準で判断します(書いたものとは別の AI の監査と機械の検査)。
  • 獣医師の監修はまだ付いていません。監修が付いた記事には、その旨を記事に表示します。

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