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ペット保険の比較はどこを見る?補償割合・限度額・免責の見方

公開 /更新 /2026 年 10 月時点の情報書いた人・確かめた人:うちのこ家系図 編集部

うちの子の家系図を撮ってはじめる
イラスト:明るいリビングのテーブルで1枚の書類を見る女性と、そばに座る猫
目次
  1. 1ペット保険の比較はどこを見る?
  2. 2受け取れる額の計算
  3. 3金額の外で比べる所
  4. 4補償の外になりやすい物
  5. 5資料を取り寄せたら確かめる順
  6. 6よくある質問
  7. 7補償割合・限度・免責で受取額を計算してから、重要事項説明書で外れる物を確かめよう

ペット保険は、補償割合・限度額・免責金額の3つで、同じ治療費から受け取れる額が変わります(日本損害保険協会・公開されている重要事項説明書)。

通院を補償するか、待機期間(加入してすぐの、病気が補償されない期間)、更新のときの条件も、比べる所です。

要点: 見る所は3つです。補償割合(保険が出す割合)、限度額(保険が出す額の上限)、免責金額(自分で払うと決めてある額)。

ペット保険の比較はどこを見る?

比べる所は、補償割合・限度額・免責金額の3つです。

ペットの治療費は公的な医療保険が無く、全額が自己負担です。ペット保険は、実際にかかった治療費に対して、限度額の中で一定の割合を補償します(日本損害保険協会)。

表1 比べる3つと、書類での欄の名前

比べる所どういう意味か欄の名前の例
補償割合かかった治療費のうち、保険が出す割合。50% や 70% などがあります「補償割合」
限度額保険が出す額の上限。1日や1回あたりの上限、1年の上限、1年の日数・回数の上限がある保険もあります「保険金額(保険金支払限度額)」「年間補償限度額」「年間通算支払限度額」
免責金額自分で払うと決めてある額。治療費から引かれます「免責金額」「免責額」「免責金額(自己負担額)」

出典:日本損害保険協会「ペット保険」(2022年1月更新)、公開されている重要事項説明書3本(損害保険会社1社〔2024年7月版〕・少額短期保険会社2社〔2025年12月版・2026年8月改訂版〕、2026年10月確認)

書類によっては、免責金額を「自己負担額」と書いています。表2・表3の「自己負担」(自分で払う額の合計)とは別の物です。

たとえると、友だちと食事に行って、会計の一部を出してもらう約束のようなものです。何割を出してもらうかが補償割合、いくらまで出してもらうかが限度額、はじめから自分で出すと決めておく分が免責金額です。

補償割合や限度額は、保険会社や商品によって違います(日本損害保険協会)。欄の名前も商品で違うため、この記事では「限度額」とまとめて書きます。

補償割合に応じて自分で払う額が少なければ保険料は高く、多ければ安くなる傾向があります(日本損害保険協会)。

参考:日本損害保険協会『ペット保険』(2022年1月18日更新) https://www.sonpo.or.jp/insurance/pet/index.html

受け取れる額の計算

仮の診療費が年330,000円のとき、受け取れる額は110,500円から231,000円まで変わります。

診療費は仮の額で、実際の診療費の統計ではありません。通院1回10,000円を年3回と、手術を含む入院1回300,000円を足しました。

計算の前提は3つです。

  • 免責は、1回の診療ごとに1回引く(入院も1回と数える)
  • 限度は、1回の診療あたり10万円を例にする(仮の額)
  • 先に免責を引いてから、補償割合を掛ける

式は1行です。補償割合70%、免責3,000円、限度なしの例です。

(10,000円-3,000円)×70%×3回+(300,000円-3,000円)×70%=14,700円+207,900円=222,600円

330,000円から222,600円を引くと、自分で払う額(自己負担)は107,400円です。

表2 補償割合70%の場合(仮の診療費330,000円)

免責(1回)限度受取額自己負担
0円なし231,000円99,000円
0円1回10万円121,000円209,000円
3,000円なし222,600円107,400円
3,000円1回10万円114,700円215,300円

表3 補償割合50%の場合(仮の診療費330,000円)

免責(1回)限度受取額自己負担
0円なし165,000円165,000円
0円1回10万円115,000円215,000円
3,000円なし159,000円171,000円
3,000円1回10万円110,500円219,500円

表2・表3の出典:この記事の計算(仮の診療費)。計算の式は、公開されている重要事項説明書3本(損害保険会社1社〔2024年7月版〕・少額短期保険会社2社〔2025年12月版・2026年8月改訂版〕)の式をもとに、仮の条件で作りました。

仮の診療費330,000円の受取額を、補償割合70%と50%で比べた横棒グラフ。70%は免責0円で限度なし231,000円・限度10万円121,000円、免責3,000円で限度なし222,600円・限度10万円114,700円。50%は165,000円・115,000円・159,000円・110,500円
仮の診療費330,000円の受取額(補償割合70%と50%・免責と限度の4通り)出典:この記事の計算(仮の診療費)。計算の式は、公開されている重要事項説明書の式をもとに、仮の条件で作りました。

この計算で限度が効くのは入院だけです。通院1回の受取額は10万円に届かないためです。

計算の順は商品で違います。読んだ重要事項説明書3本のうち2本は、先に免責を引いてから補償割合を掛けていました。もう1本は、補償割合を掛けてから免責を引きます(公開されている重要事項説明書)。

たとえると、お店で割引券と「何割引き」を両方使う時に似ています。割引券を先に使うか、何割引きを先にするかで、払う額が少し変わります。割合を先に掛ける商品なら、補償割合70%、免責3,000円、限度なしの222,600円は219,000円になります。

入院の免責は、入院の日数分を引く商品も、入院全体で1回の商品もあります(公開されている重要事項説明書)。

金額の外で比べる所

金額の外で比べる所は、通院を補償するか、待機期間、更新のときの条件、窓口精算、新しく入れる年齢の5つです。

待機期間は、たとえると、新しいゲームを買っても、一部のステージはしばらく遊べないようなものです。

表4 金額の外で比べる所

比べる所例で分かったこと
通院を補償するか通院・入院・手術をそろって補償する型のほか、手術だけの型、入院と手術だけの型がありました
待機期間加入してすぐの期間は商品で違い、初年度だけ病気30日・がん90日、新規加入の病気だけ30日(けがは無し)、補償の開始日を申込日から30〜60日後の範囲で選ぶ、の3通りでした
更新のときの条件年齢が上がると保険料が変わる商品がありました。商品の改定などで、保険料や補償の内容が変わったり、自動では続かなかったりすることがある商品もありました
窓口精算動物病院の窓口での精算(窓口精算)が、使える商品と使えない商品があります
新しく入れる年齢上限が商品で違います。過去にかかった病気やけがによっては、加入できない場合もあります

出典:公開されている重要事項説明書3本(損害保険会社1社〔2024年7月版〕・少額短期保険会社2社〔2025年12月版・2026年8月改訂版〕)、日本損害保険協会「ペット保険」(2022年1月更新)

保険料はいくら?

保険会社が自社の契約者にたずねた年間支出調査(2025年分)に、1頭にかけたペット保険料の平均が載っています。

  • 犬は年44,879円(回答3,974頭・平均年齢5.6歳)
  • 猫は年28,207円(回答1,107頭・平均年齢5.7歳)

保険会社1社の契約者へのアンケートなので(保険会社の年間支出調査)、すべてのペット保険の平均ではありません。調査の表には、商品・年齢・補償割合ごとの額は載っていません。

保険料は、ペットの年齢が上がると変わる商品があります(公開されている重要事項説明書)。

犬で請求があった年の計算は、犬のペット保険の補償と自己負担の計算で確かめられます。

参考:アニコム損保『2025最新版 ペットにかける年間支出調査』(2026年3月11日) https://www.anicom-sompo.co.jp/news-release/2025/20260311/

補償の外になりやすい物

ペット保険では主に「入院」「手術」「通院」の費用が補償の対象ですが、保険金が支払われない場合があることにも注意が必要です(日本損害保険協会)。

補償の外になりやすい物は、次のとおりです。

  • ワクチンを接種していれば予防が可能な病気や、飼い主が故意にケガをさせた場合の治療費などは、一般的に補償の対象となりません
  • 健康なペットが受けるワクチンなどの予防接種、病気予防の診療、健康診断の費用は、補償の対象とならない場合があります。去勢・避妊手術などの費用も同じです
  • 先天性・遺伝性の異常なども、補償の対象とならない場合があります
  • 加入の時にすでにあったけがや病気(既往症)と、待機期間中の病気も、保険金が出ない場合に挙がっていました。健康診断、症状のない時の検査、予防接種も同じです

上の3つは日本損害保険協会、4つ目は公開されている重要事項説明書にある例です。

あわせて読む:ペット保険と遺伝性疾患|先天性疾患は補償される?

保険料が毎月の費用のどれほどかは、犬の月々の費用と猫の月々の費用の表で確かめられます。

参考:日本損害保険協会『ペット保険』(2022年1月18日更新) https://www.sonpo.or.jp/insurance/pet/index.html

資料を取り寄せたら確かめる順

保険会社の資料が手元に届いたら、次の順に確かめます。

  1. 補償割合・限度額・免責金額を、重要事項説明書の同じ欄から書き出す。欄の名前が商品で違うので、意味で探す。
  2. 仮の診療費で、受取額を計算する。免責を先に引くのか、補償割合を先に掛けるのか、入院の免責をどう数えるのかは、書類の計算の文で確かめる。
  3. 通院を補償するか、待機期間、補償の外になる物を、書類の表で確かめる。

書類の中で分からない決まり(条項)は、契約する前に、保険会社の窓口で確かめましょう。

書き込んで比べる表

候補の保険を3つまで、同じ行に書き込んで並べる表です。左の列の括弧は、書類のどこを見るかの目安です。

表5 候補を書き込む表

確かめる所(書類で見る所)候補A候補B候補C
補償割合(欄「補償割合」)
限度額(欄「年間補償限度額」など。1日・1回の上限も)
免責金額(欄「免責金額」「免責額」など)
通院の補償(通院・入院・手術のどれを補償する型か)
待機期間(「待機期間」か、補償の開始日の書き方)
更新の条件(年齢で保険料が変わるか・自動で続くか)
窓口精算(使えるかの記載があるか)
新しく入れる年齢(上限と、加入できない場合)
年間保険料(うちの子の今の年齢の額)

表5は書き込み用で、どの商品の値も入れていません。行は、表1と表4の比べる所に、保険料を足したものです。

欄の名前は商品で違うので、意味で探します。書類に記載が見つからない行は、保険会社の窓口で確かめます。

よくある質問

ペット保険は、ワクチンや健康診断の費用も補償される?

補償の対象とならない場合があります。去勢・避妊手術などの費用も同じです(日本損害保険協会)。

ペット保険の待機期間とは?

加入してすぐの、病気が補償されない期間です。期間は商品で違います。表4に、読んだ重要事項説明書で分かった3通りをまとめました。

先天性・遺伝性の病気は、ペット保険で補償される?

補償の対象とならない場合があります(日本損害保険協会)。商品ごとに違うので、重要事項説明書の文で確かめます。

補償割合・限度・免責で受取額を計算してから、重要事項説明書で外れる物を確かめよう

ペット保険は、補償割合・限度額・免責金額を同じ仮の診療費に当てはめて受取額を計算すると、違いが見えてきます。そのあとで、通院を補償するか、待機期間、補償の外になる物を、重要事項説明書の文で確かめます。まずは手元の書類から、3つの欄を書き出してみましょう。

体重は、写真と一緒に 1 回で記録

4.0kg3.0kg2.0kg1.0kg0.0kg3.2kg8月3.3kg9月3.4kg10月
トイ・プードルのココ

画面はイメージです(架空の子の見本)。

出典・参考

  • 一般社団法人日本損害保険協会「ペット保険」 (更新 2022-01-18・確認日 2026-10-24・HTTP 200) https://www.sonpo.or.jp/insurance/pet/index.html
  • アニコム損害保険株式会社「2025最新版 ペットにかける年間支出調査」(2026年3月11日) (契約者へのインターネットのアンケート・犬と猫のペット保険料・回答数・平均年齢〔ページ内の表の画像〕・確認日 2026-10-24・HTTP 200) https://www.anicom-sompo.co.jp/news-release/2025/20260311/
  • 公開されている重要事項説明書 3 本(損害保険会社 1 社〔2024年7月版〕・少額短期保険会社 2 社〔2025年12月版・2026年8月改訂版〕。会社名・商品名は記載していません)(確認日 2026-10-24)

この記事について

内容確認日: 2026-10-24。一般的な参考情報で、獣医療行為の代わりではありません。

この記事を書いた人

うちのこ家系図 編集部

編集部の運営者は、実家がブリーダー(犬猫の繁殖)で、出産などの手伝いもしていました。元ペットショップ店長で、2026年9月時点で犬を3頭飼っています。

  • 血統書・犬猫の健康・暮らしの手続きを、公的機関や登録団体の資料にあたって書いています。
  • 記事の下書きと図の作成には AI を使っています。サイトの方針と出典の基準は運営者が決めています。照合は AI が行い、その結果を運営者が報告で確認しています。公開してよいかは、運営者が決めて承認した基準で判断します(書いたものとは別の AI の監査と機械の検査)。
  • 獣医師の監修はまだ付いていません。監修が付いた記事には、その旨を記事に表示します。

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