記録とくらし 更新

犬の歯は何本?永久歯42本・乳歯28本と数え方・生え変わり

公開 /更新 /2026 年 10 月時点の情報書いた人・確かめた人:うちのこ家系図 編集部

うちの子の家系図を撮ってはじめる
イラスト:明るいリビングの床で、親と子どもが白紙のノートを前に、柴犬の子犬を見守っている
目次
  1. 1犬の歯は何本?
  2. 2歯の並びと種類
  3. 3乳歯が生える時期と生え変わり
  4. 4生え変わりの記録のつけ方
  5. 5乳歯が残っている・歯が生えてこない時は病院で相談する
  6. 6よくある質問
  7. 7生後7か月ごろまで、抜けた歯と生えた歯を週1回書き留めよう

多くの犬は、大人の歯(永久歯)が42本、子犬の歯(乳歯)が28本です(MSD獣医マニュアル。米国・カナダでは Merck Veterinary Manual の名前)。

永久歯の内訳は、切歯(せっし)12本、犬歯(けんし)4本、前臼歯(ぜんきゅうし)16本、後臼歯(こうきゅうし)10本です(MSD獣医マニュアル)。

生え変わりの時期と、病院に相談する目安もあわせて書きます。

犬の歯は何本?

犬の歯の数は、多くの犬で、永久歯が42本、乳歯が28本です(MSD獣医マニュアル)。

犬も人と同じように、抜ける子どもの歯(乳歯)と、あとから生える大人の歯(永久歯)の2組を持ちます(MSD獣医マニュアル)。人の赤ちゃんの歯が大人の歯に生えかわるのと同じ流れです。

表1 犬の歯の本数(乳歯と永久歯・歯の種類ごと)

歯の種類乳歯永久歯永久歯の上あご・下あご
切歯12本12本上6本・下6本
犬歯4本4本上2本・下2本
前臼歯12本16本上8本・下8本
後臼歯0本10本上4本・下6本
合計28本42本上20本・下22本

出典:MSD Veterinary Manual の歯式をもとに作成(永久歯の内訳は同マニュアルの文。乳歯の内訳と上あご・下あごの本数は、歯式から編集部が数えた)

乳歯の歯式には後臼歯が入っていないので、乳歯の後臼歯は0本です。

犬の歯の本数を乳歯と永久歯で比べた横棒グラフ。切歯は乳歯12本・永久歯12本、犬歯は4本・4本、前臼歯は12本・16本、後臼歯は0本・10本
犬の歯の本数(乳歯と永久歯・歯の種類ごと)出典:MSD Veterinary Manual の歯式をもとに作成(乳歯の内訳は歯式から編集部が数えた)

本数は、すべての犬で同じとは限りません。余分な歯(過剰歯)がある犬もいます。テリア系などでは、前臼歯が足りないのは正常の変わり形とされます(MSD獣医マニュアル)。

参考:MSD獣医マニュアル『Dental Development of Dogs』、同『Dentition and Dental Nomenclature of Animals』、同『Developmental Abnormalities of the Mouth and Dentition in Small Animals』

歯の並びと種類

犬の歯は、あごを上下・左右の4つに分けて数えます。

歯式とは、歯の数を書き表した式です。片側の本数を書いて、左右で2倍します。左右の手袋の指の数を、片方だけ数えて2倍するのと同じ考え方です。

  • 永久歯:2×(切歯3/3、犬歯1/1、前臼歯4/4、後臼歯2/3)=42本
  • 乳歯:2×(切歯3/3、犬歯1/1、前臼歯3/3)=28本

分数の上は上あご、下は下あごの片側の本数です。後臼歯だけ、上あごは片側2本、下あごは片側3本になります(MSD獣医マニュアル)。

獣医師がよく使う、歯の番号の付け方もあります(Triadan法)。犬と向き合って見たとき、時計回りに番号を付けます。犬の右の上あごが100番台、左の上あごが200番台、左の下あごが300番台、右の下あごが400番台です(MSD獣医マニュアル)。

どの番号も、前歯の真ん中から奥へ向かって、01、02と付きます。犬歯が04、最初の後臼歯が09です。乳歯は500〜800番台です(MSD獣医マニュアル)。

番号は、映画館の座席番号のようなものです。歯が足りない犬でも、番号はずらさず飛ばします(MSD獣医マニュアル)。

犬の永久歯42本の並びの模式図。上あごと下あごを左右に分けた4つの区画に、100番台から400番台の番号と、切歯・犬歯・前臼歯・後臼歯の色分けが並ぶ
犬の永久歯42本の並び(上あご・下あご)出典:MSD Veterinary Manual の歯式と番号の付け方をもとに作成

参考:MSD獣医マニュアル『Dentition and Dental Nomenclature of Animals』

乳歯が生える時期と生え変わり

乳歯は生後3〜5週で生え始め、永久歯は生後7か月までに全部そろいます(MSD獣医マニュアル)。

表2 犬の歯が生える時期

できごと時期
乳歯が生え始める生後3〜5週
永久歯が生え始めるふつう生後4〜5か月ごろ
永久歯が全部そろう生後7か月まで

出典:MSD Veterinary Manual「Dental Development of Dogs」

ふつうは、永久歯が生え始める前に乳歯が抜けます(MSD獣医マニュアル)。乳歯が席をあけて、そのあとに永久歯が座る、席の入れかえのようなものです。

歯の生え方で子犬の月齢を見る方法は、おおよそにとどまるとされます。小型・超小型の犬種では、さらに難しいとされています(MSD獣医マニュアル)。

参考:MSD獣医マニュアル『Dental Development of Dogs』、同『Developmental Abnormalities of the Mouth and Dentition in Small Animals』

生え変わりの記録のつけ方

生え変わりの記録は、週に1回、抜けた歯の場所と見えた永久歯を1行ずつ書くだけで続けられます。

生え変わりの記録の見本(記入例)

週抜けた歯の位置見えた永久歯犬歯が2本並んでいる日数
1週目下あごの左の切歯まだ見えないなし
2週目なし下あごの左の切歯なし
3週目上あごの右の犬歯まだ見えないなし
4週目なし上あごの右の犬歯なし

うちのこ家系図 編集部作成(数字と場所は架空の例です。抜ける順番を示すものではありません)

手順は次のとおりです。

  1. 週に1回、同じ曜日に、子犬の口の中を見ます。嫌がるときは無理をしません。
  2. 抜けた乳歯があれば、上か下か、右か左か、歯の種類を書きます。
  3. 見えた永久歯があれば、同じ書き方で場所を書きます。
  4. 乳歯と永久歯が同じ所に2本並んでいたら、場所と日付を書きます。
  5. 口の中の写真を、日付つきで撮っておきます。

犬歯は、上は永久歯が乳歯の前(鼻先側)に、下は乳歯の内側(舌側)に生えてきます(MSD獣医マニュアル)。2本並んだときの見分け方の手がかりになります。

記録の書き方は、子犬の体重の増え方|月齢ごとの見方と記録のしかたにもまとめています。どこに書くかは、犬・猫の健康手帳とは|何を書く?紙とアプリの選び方で選べます。

参考:MSD獣医マニュアル『Developmental Abnormalities of the Mouth and Dentition in Small Animals』

乳歯が残っている・歯が生えてこない時は病院で相談する

乳歯と永久歯が同じ所に並んで残っている時と、生えるはずの所に歯が見えない時は、動物病院に相談します。

  • 乳歯と永久歯が、同じ所に並んでいる。ふつうは永久歯が生え始める前に乳歯が抜けます。同じ場所に2本の歯が同時にあるのは正常ではないとされます。乳歯が残る例で最も多いのは、犬歯が2本並ぶ形です
  • 生えるはずの所に歯が見えない。どの犬でも、歯があるはずの所に歯が見えない時は、獣医師がレントゲンで確かめる対象とされています。見えないのに骨の中にある歯は、下あごの最初の前臼歯と犬歯に多いとされます

上の2つは、どちらもMSD獣医マニュアルにある内容です。

永久歯は生後7か月までに全部そろうとされています(MSD獣医マニュアル)。相談する時は、日付の入った記録を持っていきます。

乳歯が残って永久歯が窮屈になると(犬では犬歯に多い)、歯周病になりやすいとされます(MSD獣医マニュアル)。

乳歯が抜けて永久歯に替わる時期は遺伝で決まり、乳歯が残る例の多くは遺伝によるとされています。マルチーズなど小型の犬種には、歯が生えるのが遅い、全部は生えないことがあるとされます(MSD獣医マニュアル)。

乳歯が残っていないか、本数が合っているかは、犬の健康診断は年に何回?頻度の目安と、結果の残し方の機会に、口の中も見てもらうと確かめやすいです。

参考:MSD獣医マニュアル『Developmental Abnormalities of the Mouth and Dentition in Small Animals』

よくある質問

犬の乳歯が抜けないで残っているときは?

乳歯と永久歯が同じ所に並んでいるのは、正常ではないとされます。動物病院に相談します。永久歯は生後7か月までに全部そろいます(MSD獣医マニュアル)。

犬の歯は何か月で生え変わる?

永久歯が生え始めるのは、ふつう生後4〜5か月ごろです。生後7か月までに全部そろいます(MSD獣医マニュアル)。

犬の歯の本数が42本と違うことはある?

あります。余分な歯のある犬もいます。テリア系などでは、前臼歯が足りないのは正常の変わり形とされます(MSD獣医マニュアル)。

生後7か月ごろまで、抜けた歯と生えた歯を週1回書き留めよう

多くの犬は、乳歯28本から永久歯42本に替わります。永久歯は生後7か月までに全部そろうとされます。それまでは週に1回、抜けた歯の場所と見えた永久歯を1行ずつ残してみましょう。

乳歯と永久歯が並んでいる日や、あるはずの歯が見えない日は、日付もいっしょに書いておきます。病院で見せられる記録になります。

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体重は、写真と一緒に 1 回で記録

4.0kg3.0kg2.0kg1.0kg0.0kg3.2kg8月3.3kg9月3.4kg10月
トイ・プードルのココ

画面はイメージです(架空の子の見本)。

出典・参考

この記事について

内容確認日: 2026-10-24。一般的な参考情報で、獣医療行為の代わりではありません。

この記事を書いた人

うちのこ家系図 編集部

編集部の運営者は、実家がブリーダー(犬猫の繁殖)で、出産などの手伝いもしていました。元ペットショップ店長で、2026年9月時点で犬を3頭飼っています。

  • 血統書・犬猫の健康・暮らしの手続きを、公的機関や登録団体の資料にあたって書いています。
  • 記事の下書きと図の作成には AI を使っています。サイトの方針と出典の基準は運営者が決めています。照合は AI が行い、その結果を運営者が報告で確認しています。公開してよいかは、運営者が決めて承認した基準で判断します(書いたものとは別の AI の監査と機械の検査)。
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