血統書のきほん

血統書はいつ届く?届かない時の目安と確認方法

内容確認日 2026-09-01うちのこ家系図 読みもの

血統書の到着を待つ飼い主と子犬。血統には家系の情報が詰まっている
目次
  1. 1血統書が届くまでの目安|数ヶ月かかるのは普通
  2. 2なぜ時間がかかる?血統書発行の流れ
  3. 3まず確認したい3つのこと
  4. 4問い合わせの仕方|順番はお迎え元→発行団体
  5. 5届いたらやること|名義変更とデジタル控え
  6. 6よくある質問
  7. 7まとめ|待つ間にできることもある

子犬をお迎えして数ヶ月。「血統書、まだ来ないな」と気になっていませんか。

先に結論です。血統書は仕組み上、お迎えから手元に届くまで数ヶ月かかることが珍しくありません。多くの場合、それは「順番待ち」の状態です。

血統書には、うちの子の血統と家系の情報がぎっしり書かれています。届くまでの流れを知っておけば、安心して待てますし、確認すべきポイントも見えてきます。

この記事では、届くまでの目安、発行の流れ、確認の順番と問い合わせ文例、そして届いた後にやることまで順番に解説します。

血統書が届くまでの目安|数ヶ月かかるのは普通

要点: JKCの発行自体は書類到着から約3週間。ただし手元に届くまでは経由が入るため、お迎えから3ヶ月前後かかるケースもよくあります。

JKC(ジャパンケネルクラブ)は公式サイトで、発行日数を次のように案内しています。

JKC本部に書類が届いてから新しく血統証明書が発行されるまでの所要日数は、およそ3週間程度です。(実働15日間) 出典: JKC「血統証明書・所有者名義変更について」(確認日 2026-09-01)

「じゃあ3週間で届くはず」と思いますよね。ここに少し落とし穴があります。

3週間というのは、あくまで「JKC本部に書類が届いてから発行まで」の日数です。その前後には、申請のタイミングと受け渡しの経由が入ります。

段階目安
ブリーダーが登録を申請生後90日以内が一般的(後述)
JKC本部で審査・発行書類到着から約3週間(実働15日)
ブリーダー→(お店)→飼い主受け渡しの段取りにより変動

たとえば生後2ヶ月でお迎えした場合を考えてみます。申請が生後3ヶ月ごろ、発行がその約3週間後だとすると、手元に届くのは早くてもお迎えから2ヶ月ほど後です。

そこにお店経由の受け渡しが加わると、「お迎えから3ヶ月」という目安が自然に出てきます。これは誰かが遅らせているのではなく、仕組みの積み重ねです。

なぜ時間がかかる?血統書発行の流れ

要点: 血統書は飼い主ではなくブリーダー(繁殖者)が申請します。この「申請の起点が自分ではない」ことが、待ち時間の正体です。

JKCの血統書は「一胎子(いったいし)登録」という仕組みで発行されます。同じお母さん犬から一緒に生まれた兄弟全員を、まとめて登録する申請です。

流れはこうです。

  1. 繁殖者(母犬の所有者)が、生まれた子犬たちの登録を申請する
  2. 所属クラブを通じて、書類がJKC本部へ送られる
  3. JKC本部が内容を審査し、犬籍原簿に登録して血統書を発行する
  4. 血統書は繁殖者のもとへ届き、そこから各飼い主へ渡る

申請には期限の区切りがあります。生後90日以内の申請なら登録料は1頭2,600円(3代祖)で、生後91日を過ぎると6,000円に上がります(2026-09-01時点・JKC公式サイト確認)。

このため、多くのブリーダーは生後90日近くまでの間に、兄弟をまとめて申請します。子犬のお迎えは生後2ヶ月前後が多いので、「お迎え時点ではまだ申請前」というケースも普通にあるわけです。

ペットショップでお迎えした場合は、ここにもう1段階、お店経由の受け渡しが加わります。段取りの分だけ、さらに日数を見ておくと安心です。

まず確認したい3つのこと

要点: 問い合わせの前に、契約書・申請状況・犬名の3点を確認しましょう。多くの疑問はここで解消します。

1. 契約書に血統書の記載があるか

お迎え時の契約書や販売時の書類を見返してみてください。「血統書付き」の記載と、引き渡し時期についての説明があるかを確認します。

「発行後にお渡しします」「半年程度かかる場合があります」といった記載があれば、その範囲内かどうかが判断の物差しになります。

2. 登録申請が済んでいるか

お迎えの時点で申請済みだったのか、これからだったのか。ここが分かると、逆算で目安が立てられます。

分からなければ、次の章の文例でお迎え元にそのまま聞いて大丈夫です。

3. 犬名の登録が済んでいるか

血統書に載る正式な犬名は、犬舎名(うちの子の実家の名前)と組み合わせて登録されます。命名を含む申請内容が確定しないと、手続きが先に進まないことがあります。

契約時に「お名前をどうするか」の書類を書いた覚えがある方は、その提出が済んでいるかも思い出してみてください。

問い合わせの仕方|順番はお迎え元→発行団体

要点: 最初の問い合わせ先は、ブリーダーまたはペットショップ。聞き方は「状況の確認」だけで十分です。

血統書はお迎え元を経由して届くものなので、状況をいちばん正確に知っているのはお迎え元です。まずはそこへ、確認の連絡をしましょう。

そのまま使える文例を置いておきます。

お世話になっております。〇月〇日に〇〇(犬種)をお迎えした〇〇です。 血統書の到着時期の目安を教えていただけますでしょうか。 登録申請がいつ頃で、現在どの段階かが分かれば、あわせて教えていただけると助かります。

ポイントは、時期と段階だけを聞くことです。発行はJKC側の処理を待つ部分もあるので、お迎え元にも正確に約束できない事情があります。「目安」を聞く形にすると、お互いに気持ちよくやり取りできます。

お迎え元と連絡が取りにくい場合は、発行団体に相談する方法もあります。JKCであれば、犬種・生年月日・母犬や繁殖者の情報(契約書に記載があることが多いです)を添えて、登録状況を確認できるか問い合わせてみましょう。

届いたらやること|名義変更とデジタル控え

要点: 届いた血統書の所有者欄は、まだブリーダー名義です。名義変更と、撮っておくだけのデジタル控えをセットで済ませましょう。

無事に届いたら、封筒にしまう前にやっておきたいことが2つあります。

名義変更は早めがお得

届いたばかりの血統書の所有者欄には、繁殖者の名前が記載されています。つまり登録上は、まだ前の所有者の名義です。

JKCの名義変更料は、発効日より6ヶ月以内なら1,200円、6ヶ月を過ぎると3,600円になります(2026-09-01時点・JKC公式サイト確認)。しかも、名義変更を済ませた所有者でないと、紛失時の再発行が申請できません。

届いたタイミングでまとめて済ませるのがおすすめです。手順の詳細は血統書の名義変更|費用・期限・しないと?で解説しています。

撮っておくだけのデジタル控え

血統書は1枚きりの大切な書類です。届いたその日に、スマホで1枚撮っておきましょう。

せっかく撮るなら、そのまま家系図にする方法もあります。うちのこ家系図では、撮った血統書から親犬・祖父母・曽祖父母の名前を読み取り、その結果を画面で確認してから家系図として保存できます。届いたばかりの折り目やインクの濃さで読み違いが出ることもあるので、そこは目で見て直せる形になっています。登録不要で試せます。

紙の血統書は保管、家系はスマホでいつでも。この形にしておくと、血統書に書かれた家系の情報が「しまい込む記録」から「ふだん眺められる記録」に変わります。

よくある質問

Q. 半年待っても届きません。もうもらえないのでしょうか?

いいえ、その心配はまだ早いです。JKCの一胎子登録は生後2年まで申請できるため、申請自体がゆっくり進んでいる場合もあります。

まずはお迎え元に、前述の文例で状況を確認してみてください。契約書に血統書付きの記載があれば、それをもとに落ち着いて確認を進めれば大丈夫です。

Q. 引越しをしました。血統書はちゃんと届きますか?

血統書はお迎え元経由で渡されることが多いので、お迎え元に新しい住所と連絡先を伝えておきましょう。連絡ひとつで防げる行き違いが、実はいちばん多いパターンです。

Q. お迎えしたお店が閉店していました。どうすれば?

発行団体に直接相談しましょう。JKCの場合、犬種・生年月日・繁殖者名(契約書や販売時の書類に記載があることが多いです)が分かると、確認がスムーズです。

契約書類は処分せず、手元に残しておくことをおすすめします。

まとめ|待つ間にできることもある

血統書が届くまでのポイントを整理します。

  • JKCの発行は書類到着から約3週間(実働15日)
  • 手元に届くまでは申請と経由が入り、お迎えから数ヶ月かかるのは普通
  • 確認は契約書→お迎え元→発行団体の順で
  • 届いたら名義変更(6ヶ月以内が割安)とデジタル控えをセットで

血統書は、うちの子の血統と家系がわかる、世界に1枚の書類です。届いたら、親犬やご先祖の名前をぜひ眺めてみてください。同じ家系の親戚犬とのつながりが、そこから見えてくるかもしれません。

出典・参考

この記事について

内容確認日: 2026-09-01(この日時点の一次情報にもとづいています)

本記事は2026年9月1日時点のJKC公式サイトの情報に基づく参考情報です。手数料・日数は変更される場合があります。最新の手続き情報は各発行団体の公式サイトをご確認ください。

本記事は一般的な参考情報であり、獣医療行為やその代替ではありません。うちの子の体調で気になることがあるときは、かかりつけの獣医師にご相談ください。